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2022.06.25

朝日新聞(6月25日)に掲載されました。

6月25日の朝日新聞「教えてドクターQ&A」に掲載されました。

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教えて!! ドクターQ&A

Q.2歳半の娘がいます。ときどき視線が外を向いているときがあり、ひょっとして斜視では?と思っています。
斜視の診断は何歳からで、治療はいつからできるのでしょうか。

A.子供に認められる斜視には①乳児内斜視 ②調節性内斜視 ③間欠性外斜視 ④恒常性外斜視 があります。
乳児内斜視は、生後6ヶ月以内に発症した内斜視で、ほとんどが生後1ヶ月以内に発症します。
見た目で見てもわかるぐらい片目が大きく内側にずれているため、気付いたらすぐに受診し、早期の手術が必要となります。
次に調節性内斜視ですが、遠視が原因で発症する内斜視です。1歳6ヶ月から3歳での発症が多く、診断されたらすぐに遠視用の眼鏡による治療が必要となります。
次に間欠性外斜視ですが、常に斜視ではなく、ぼんやりした時などに斜視を認めることがあります。
3~4歳頃に発症することが多く、軽度の場合は治療の必要はありませんが、定期検査は必要です。
次に恒常性外斜視ですが、常に外斜視の状態になるため、こちらは早期の手術が必要となります。
間欠性外斜視から移行することもあるため、間欠性であってもやはり定期検査は必要です。
以上のように、生後すぐに診断が可能な斜視もあり、早期診断早期治療がその後の視力にも影響します。
相談者の場合、③④が疑われるため、やはりすぐに受診をして相談することをお勧めします。

アイケアクリニック 院長 佐藤 香
アイケアクリニック院長、アイケアクリニック東京院長、医療法人トータルアイケア理事、主任執刀医。
白内障や眼瞼、結膜疾患の手術を中心に緑内障手術や網膜硝子体手術など幅広く執刀している。
外来診療ではかかりつけ医として地域医療にも貢献。著書も多数あり。

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