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2022.03.17

朝日新聞(3月17日)に掲載されました。

3月17日の朝日新聞「教えてドクターQ&A」に掲載されました。

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教えて!! ドクターQ&A

Q.黄斑上膜と診断されました。
視力も落ちてきて、ものが歪んで見えます。手術はできないのでしょうか?

A.黄斑上膜は、網膜の中心に当たる黄斑部に膜が張ってしまい、視力低下や歪みを引き起こしてしまう病気です。
原因としては、加齢性のものが多いですが、それ以外にも目の他の病気が原因で発症してしまう続発性の黄斑上膜もあります。
症状は、初期の頃は気づかないこともありますが、進行すると「歪んで見える、左右で物の大きさが違う、左右で色が違って見える」などの左右差を感じることが多くあります。
しかし、普段は両眼で見ることが多いため、自分では気づかず、眼科を受診して初めて指摘されることも多い病気になります。
そんな黄斑上膜ですが、治療としては手術になります。
硝子体手術により、網膜の上に張ってしまった膜を除去する手術となります。
時間としてはだいたい30分前後の手術になりますので、硝子体手術の中では症例も多く、時間も短いため、手術後の回復も早い病気になります。
しかし重症化してしまうと、手術をしても術後に歪みなどの後遺症を残すこともあります。
そのため、やはり自覚症状が乏しくても定期的に通院をして頂き、その結果、早期診断につながり、適したタイミングでの手術につながりますので、眼科への定期的な通院をすることをお勧めします。

アイケアクリニック 院長 佐藤 香
アイケアクリニック院長、アイケアクリニック東京院長、医療法人トータルアイケア理事、主任執刀医。
白内障や眼瞼、結膜疾患の手術を中心に緑内障手術や網膜硝子体手術など幅広く執刀している。
外来診療ではかかりつけ医として地域医療にも貢献。著書も多数あり。

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