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「オルソケラトロジー」とは近視・乱視に対する視力回復治療の一つです。プロセスは、睡眠中に特殊形状のコンタクトレンズを挿入することで、角膜の形状を矯正させます。
使用を中止すると視力は元の状態に戻りますが、手術を受けることなく日中の視力を回復できる治療です。
オルソケラトロジー治療の流れや、適応について解説いたします。
オルソケラトロジーとは、就寝時に特殊形状のコンタクトレンズを使用することで、近視・乱視を回復させる視力治療です。
米国FDA・厚生労働省認可の特殊コンタクトレンズを挿入することで、睡眠中に角膜の形状を矯正します。
起床後にレンズを外すと、日中は眼鏡・コンタクトを着用しない状態でも、回復した視力を維持できるようになっています。
また、子供の角膜に対して、継続して使用することで近視進行を抑制する効果も期待されています。
使用を中止すると、視力は元の状態に戻っていきます。手術を必要としない、視力回復治療です。
治療プログラムの流れは、以下になります。
オルソケラトロジー治療は、このような方におすすめです。
軽度な近視・乱視の方が、日中裸眼で快適な見え方ができるようになるための治療、というイメージです。
オルソケラトロジーは、比較的軽度な近視・乱視に向けた治療です。
近視度数は-4.00Dまで、乱視度数は-1.50D以下を原則とします。
そのため、強度近視・乱視の方には、オルソケラトロジーは適応となりません。ただし角膜の形状や年齢によっては可能な場合もありますので、一度検査にお越しいただき医師にご相談ください。
強度近視を改善したいのであれば、当院で取り扱っている視力矯正手術「ICL(眼内コンタクトレンズ)」がおすすめです。
ICLは、眼内コンタクトレンズを永久的にインプラントすることで、視力を改善する手術です。
強度近視・乱視とともに、遠視にも対応しています。
当院のオルソケラトロジー治療で使用するコンタクトレンズ「マイエメラルド(Emerald™)」、「ブレスオーコレクト」は、米国FDA・ヨーロッパCEマーク認可で、長年世界各地で使用されています。日本国内でも、2010年9月に、厚生労働省で認可されました。
定期検診が必要ですが、通常のハードコンタクトレンズと同程度の安全性を備えています。
使用の際は、レンズ・レンズケースともに入念な手入れを意識しましょう。
もし問題が起こった場合には、装用を中止してください。お子様の使用には、十分な注意と、眼科専門医による検査が不可欠です。
近視症状に不便を感じながらも、内眼手術による視力矯正に抵抗がある方もいるかと存じます。
オルソケラトロジーによる視力治療は、手術を受けずとも、日中に裸眼で快適な見え方ができるようになります。
比較的軽度な近視の方や、少しでも近視進行を抑えたいお子様に、おすすめな治療です。
オルソケラトロジーや近視矯正治療についてご不明な点がありましたら、お気軽に当院のスタッフまでご相談ください。
オルソケラトロジーは、一時的な近視矯正を提供します。しかし、角膜の形状が変化しやすいため、視力の安定性が問題となります。安定性を保つためには、毎晩コンタクトレンズを使用し続ける必要があります。
不適切なコンタクトレンズの使用や手入れが感染症のリスクを増加させる可能性があります。清潔な習慣を守り、コンタクトレンズの取り扱いに注意することが大切です。
オルソケラトロジーのコンタクトレンズが不適切な圧力を加えたり、角膜に傷をつけたりすると、角膜瘢痕が発生する可能性があります。これは視力の永続的な劣化を引き起こすことがあります。
オルソケラトロジーの使用者の一部は、夜間や低照度の環境で暗所視力が低下することを報告しています。これは、コントラスト感度に一時的な影響を与える可能性があります。
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