角膜手術

角膜手術

LASIK

PTK(エキシマレーザーによる角膜混濁除去)

治療的表層角膜切除術(Photo Therapeutic Keratectomy, PTK)とは、進行した角膜混濁により視力が低下傾向が見え始めた際に、角膜上皮と実質の混濁に対し、「エキシマレーザー」を用いて角膜の混濁したいち部分を削り取り、角膜の透明性を向上させることで、視力改善を目指す手術です。
エキシマレーザーを照射し、角膜の表層から実質の一部を切除する手術になりますが、角膜の全てを除去するわけではありません。あくまでも、視力に影響している混濁した部分のみ除去します。

円錐角膜治療(クロスリンキング)

眼の表面にある薄膜状の組織「角膜」が円錐状に突出してしまう「円錐角膜」は、角膜が歪むことで乱視となり、視力が低下していったり、ものが歪んで見えたりすることがあります。
進行性の病気なために、その程度に合わせた治療や矯正が必要になっていきます。進行していく場合や進行が強く予測される場合には本治療を行います。
乱視以外にも、円錐角膜による所見・合併症はあるため、適切な施術が必要になります。

角膜移植の適応疾患

円錐角膜、角膜炎後の角膜混濁、水疱性角膜症などの疾患で、
●角膜が混濁している
●角膜が光を正しく屈折しない
●角膜に穴があいた、もしくはあきそう
など角膜の働きが損なわれ、薬物などの内科的治療では治すことができない場合に、角膜移植の適応となります。

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角膜内皮移植術

角膜移植術

角膜は大きくわけて、上皮層、実質層、内皮層の3層構造をしており、3層すべてを移植するのが「全層角膜移植術」、内皮層のみを移植するのが「角膜内皮移植術」です。
「角膜内皮移植術」が行われるケースが多く、拒絶反応が出にくい等の利点があります。ただし円錐角膜などで進行具合等により機能回復が期待できない場合は「全層角膜移植術」行います。

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全層角膜移植