現代社会では、子供たちの近視が増加していることが問題視されており、
大人でもスマホやパソコンなどのデジタル機器の使用によって近視や老眼を自覚する人が増えていますが、近視は点眼や手術による治療が可能です。
点眼薬は近視の進行の予防や、老眼を改善するなどの効果があり、手術では角膜の一部をレーザーで切除して屈折力を変える
”レーシック”や水晶体の前面に人口のレンズを挿入するICLという手術が行われることもあります。
また、子供の近視の進行を防ぐには、定期的な眼科検査を受け、早期に問題を発見し、適切な治療を受けることが重要です。
子どもの近視治療

コンタクトレンズ
近年はコンタクト利用の低年齢化が進み、今では小学生からコンタクトを使っている子供も少なくありません。
ですが、子供の目は非常にデリケートなため、コンタクトレンズの取扱いにはより一層の注意が必要となります。

近視抑制治療
ナイトレンズ・オルソケラトロジー
オルソケラトロジーとは、手術が必要のない視力矯正治療の1つです。
就寝前に専用のコンタクトレンズを着用することで、視力を矯正し、日中裸眼で過ごすことが可能になります。
角膜がやわらかい子供の時期に治療を始めることで、抑制効果が高まります。
その他の近視治療
MOREマイオピン(低濃度アトロピン)点眼液
マイオピンは1日1回就寝前に1滴点眼をすることで、近視の進行を効果的に抑える効果があります。
心配される副作用に関しても、ほとんどない効果的な点眼薬となります。
ミドリンM点眼薬
水晶体の厚みを調節する毛様体筋を弛緩させる働きがあり、そのため、毛様体筋の緊張による一時的な近視化を改善する作用があります。多くの眼科で、幅広く処方されている点眼薬となります。
近視矯正治療(ワック)
ピントを合わせるための毛様体という筋肉の緊張を取ることができる治療の一つです。
器械を覗き、立体風景を5分見るだけで、長時間遠くの景色を見るのと同様の効果が得られます。たくさんの子供が行っているため、安心して治療いただけますし、お子様だけでの通院が可能が治療方法です。
サプリメント治療
近視抑制が期待されている「クロセチン」が配合されているため、進行予防に効果が期待できるサプリメントになります。
本格的な矯正治療が必要となる前に、対策していきましょう。
学童近視ドック(要予約 / 自費診療)
学校での視力検査は、学校生活に支障がないかを確認することが目的です。
それに対し、学童近視ドックは、眼軸長検査、角膜形状解析、眼底OCT(網膜視神経断層解析)などの詳細な検査データを使用して、将来の近視進行を予測し、治療方法に応じた近視進行予測を提供します。
視力低下の原因を判断し、今度どういった対策や治療法が適切か、近視治療を専門とする医師の診断によるアドバイスをおこないます。
手術を伴う近視治療

レーシック
レーシックとは、眼の表面にある角膜をエキシマレーザーで削り、角膜の形状を変えることで「近視」「遠視」「乱視」を矯正する手術となります。
また、フラップと呼ばれる蓋のようなものを作ることで角膜表面の傷が最小限になり、術後の痛みが少なく、早期回復が見込めます。

ICL(眼内コンタクトレンズ)
ICLは、レンズを眼の中に挿入することで、視力を矯正する治療法です。レーシックと異なり、角膜を削る必要がないので、角膜が薄い方でも治療が可能です。
また、いったん眼の中に挿入したレンズはメンテナンスの必要がなく、長期間透明な状態を維持するので、視力も長期的に安定します。
ICL眼内コンタクトレンズ・レーシックとコンタクトレンズのコスト比較
