眼瞼下垂手術
1. 眼瞼下垂手術の概要
炭酸ガスレーザーを使用して皮膚を切開し、弛んでいる筋肉を縫い縮める方法です。
老化によって皮膚が垂れ下がっていても筋力に問題がない場合は、余分な皮膚を切除して縫合するだけの方法をとります。
また、当院は炭酸ガスレーザーを使用しているためメスでの手術と比較し、出血が少なく、皮膚への負担が少ないため、術後の腫れも軽減できます。
2. 眼瞼下垂手術の流れ
手術は局所麻酔で行います。時間は通常片眼で15~20分程度で、患者様一人一人の症状に合った手術を行います。
3. 手術後の注意点
- 術後は、眼帯ではなくまぶたにガーゼを付けていただきます。やや視界は狭くなりますが、両眼同時手術でも日常生活には問題はありません。
- 手術当日の入浴は首から下のシャワ一などで短時間なら可能です。洗顔、洗髪は翌日から可能です。
- 手術後のまぶたは腫れます。また紫色に内出血することもあります。個人差はありますが1〜2週間程度で改善します。
- 手術の傷は赤みのあるうちに日焼けをすると色素が沈着しますので、サングラス等を使用すると良いでしょう。
- 約ー週間後に抜糸しますが、診察室で行い、痛みなどはありません。
- 術眼のアイメイクは抜糸後から可能です。
- お酒やタバコは回復に支障をきたすことがありますので1週間ほど控えてください。
4. 合併症について
- 再発
- 低・過矯正
- 瞼縁の不整や左右差
- 閉瞼障害
などの合併症のため、再手術が必要になる場合もあります。
- ドライアイ:点眼治療などで改善することが多いです。
5. 最後に…
眼瞼下垂とその手術に関して説明しましたが、あくまでも一般的な内容であり、患者様それぞれの状態はすこしずつ異なります。そのためそれぞれに異なる特別な点については、主治医より追加の説明を受けてください。
また、あくまでも眼瞼下垂に対する治療のための手術であり、美容目的の手術ではありません。そのため整容的に満足がいかない場合もあると思われますのでご了承ください。
また、不明な点がございましたら医師またはスタツフに遠慮なくご相談下さい。