
最高峰の視力矯正手術 アイレーシック(iLASIK)とは
従来のレーシックは、単に視力検査を基にしたレーザー照射がされていましたが、
視力検査では角膜や水晶体の細かい歪みの測定ができないため、それらの矯正はできませんでした。
iLASIK(アイレーシック)では、視力検査結果に加え、個々の眼の細かな歪みを精密に解析し、
そのデータを基にレーザー照射を実施することで、一人一人に最適なオーダーメイドでの治療が可能です。
メガネやコンタクトレンズでは矯正できない個々の眼の細かな歪み「高次収差」も矯正することで、
「見え方」の質にこだわったレーシックが「iLASIK」です。
高い安全性と見え方の質の高さが研究によって証明されております。

NASAと米国国防省に認められたレーシック
iLASIK(アイレーシック)は、今までレーシックを
受けることが認められていなかったパイロットや
宇宙飛行士も受けることができる、唯一のレーシックです。
2006年12月に米国国防省が戦闘機のパイロットに承認
2007年9月に航空宇宙局(NASA)が宇宙飛行士に承認
高い安全性・高品質の視力回復
米国の臨床試験においてもアイレーシックは安全で有効な視力矯正治療であると確認されています。
近視の治療成績(裸眼視力)(米国AMO社 臨床試験)
(軽度ないし中等度の近視性乱視を対象)
●92%の患者が術後1ヶ月で1.0以上の視力を回復しました。

患者の満足度:夜間視力(米国AMO社 臨床試験)
(軽度ないし中等度の近視性乱視を対象)
●術後夜間視力の満足度が20%高まりました。

当院ではすべて厚生労働省から認可を受けたシステムを使用しております
レーシックとは
レーシックとは眼の表面である角膜をエキシマレーザーで削ることによって近視・遠視・乱視を矯正する手術です。
フラップを作ることで角膜表面のキズが最小限になるので、術後の痛みが少なく、視力の回復が早くなります。
手術方法

ベッドに横になり、
麻酔を点眼します。

フェムトセカンドレーザーで
フラップを作成します。
照射時間は、片眼約15秒です。

フラップをめくります。

エキシマレーザーを照射し、
角膜を削ります。
照射時間は矯正度数によって
変わります。

フラップを戻して、
角膜をきれいに整えます。

フラップを自然に定着させます。
診察後回復室で10分間
休憩を取って終了です。
眼を解析し、治療プランを作成する

当院では、AMO社製の最新機器
「iDesign2.0 Refractive Studio」を
使用しております。
◎特徴1網膜に光をあて、跳ね返ってきた1,257ヶ所のデータポイントを
独自の技術で波面状に表し、低次収差と高次収差を精密に解析します。
◎特徴2測定されたデータはフーリエ解析という高度な方法で解析を行い、
オリジナルのレーザー照射プログラムを作成します。※これまでのレーシックではゼルニケ解析という方法を用いていました。
下の図は実際の皆さんの角膜の形状を図式化したものですが、術前検査の段階で、その精度が大幅に異なる事が分かります。
唯一フーリエ解析を用いているレーシックがiLASIK(アイレーシック)なのです。


実際の角膜形状の中心部が明るい色になっていますが、
これはこの部分の収差が大きいことを示しています。
ゼルニケ解析に比べて、フーリエ解析の解析度が高いことがよくわかります。
この照射データは、一人一人に合わせて作られ、2つとして同じものは存在しません。
そのためオーダーメイドの治療と呼ばれております。
フラップを作成する

当院では、Alcon社製の
「フェムトセカンドレーザー」を
使用しております。
従来のレーシックはフラップをマイクロケラトーム
(電動メス:金属の刃によってフラップを作成する機器)で
作成していましたが、近年はコンピュータ制御された
レーザーでフラップを作るのが主流です。
フェムトセカンドレーザーを正確に
コンピューター制御することで、
厚みが均一で、切断面がなめらかなフラップを
作成することができます。
これにより、フラップ作成における高次収差が軽減され、術後の見え方がよりクリアになり、
夜間のグレア・ハロを低減することができます。
さらに、フラップの縁の切断角度を垂直方向に切り上げることができ、マンホールの蓋(ふた)のように
ピタッとはまるフラップが作成できるため、術後、フラップがずれにくく、安定性が非常に高くなります。
屈折・収差の矯正をする

当院では、AMO社製の
「VISX STAR S4IR」を
使用しております。
近視・遠視・乱視の矯正と角膜混濁の治療が
可能なエキシマレーザー装置です。
iDesign2.0で作成した治療プランを用いることで、
一人一人に合わせたオーダーメイドの治療を実現します。
このレーザー装置には、正確で精密な照射を
行うための様々な機能が備わっています。
1.正確な角度・位置に照射ができる
iDesign2.0で作成した治療プランが正しく手術に反映できるように、
虹彩紋理認識システムIR (Iris Registration)という機能が備わっています。
①眼球回旋の補正
手術前の検査は座った状態でおこないますが、実際の手術中は仰向けになります。
その姿勢の違いで眼球の位置が平均で約2.2度 回旋してしまいます。(眼球回旋)
その回旋に合わせてレーザーを照射することで、乱視・収差を正確に矯正することができます。
②瞳孔中心移動の補正
瞳孔は照明の暗い検査時には大きくなり、照明の明るいレーザー照射時には小さくなります。
瞳孔の大きさが変化すると、瞳孔の中心もずれてしまうことがあります。(瞳孔重心移動)
瞳孔中心でレーザーを照射する場合、瞳孔の大きさにより照射位置が変わってしまうことがありますが、
照射位置を一定にすることで、瞳孔の大きさに関わらず、正確な照射が可能となります。

2.眼球の動きを3次元追尾

手術中は可能な限り眼球を動かさないことが理想ですが、
実際はかすかに眼球が動いてしまいます。
VISX STAR S4IRの追尾機能(3-Dアクティブトラック)は、
レーザー照射中の眼球の動きを立体的に捕捉し、
3次元追尾しながら、レーザーを正確に照射します。
また、眼球が大きく動いた場合は、
レーザー照射を自動的に停止するセーフティ機能が
働くので安全に正確な治療が可能です。
3.効率的に・安全にレーザーを照射

照射径の異なるレーザーを組合わせ角膜への負担を最小限にします。
①Variable Spot Scanning (VSS)
レーザーの照射径の大きさを、0.65mm~6.5mmの間で角膜を矯正する位置や形状によって
最適に変化させながら、レーザーの照射を行います。
これにより角膜の切除量を抑え、手術時間を最短にすることができます。
②Variable Repetition Rate (VRR)
レーザーの照射速度を6-20Hzの間で変化させながら照射することで、
角膜の温度を一定に保ち、角膜への負担を最小限に抑えます。