ICLとは

レンズを眼の中に挿入することで、視力を矯正する治療法です。眼の中にレンズを移植するので、眼内コンタクトレンズとも呼ばれています。

レンズがソフトコンタクトレンズのような柔らかい素材でできていること、いったん目の中にいれたレンズはメンテナンスをする必要がなく長く透明な状態を維持することなどから、「永久コンタクトレンズ」などと呼ぶ人もいます。

ICLは、視力矯正の精度が高く、見え方は市販の眼鏡やコンタクトレンズ、あるいは他の視力矯正法とは格段に違い、見え方の質も高いです。

ICL治療の特徴

①角膜を削らずに治療が可能

レーシックは角膜を削る屈折矯正治療ですが、ICLは元々生まれ持った目の形を変えずに治療できるところが大きな魅力です。
元の状態に戻す場合は、レンズを取り出すだけです。

②メンテナンスが不要

コンタクトを装用している方であれば、洗浄や付け外しなどの手間がありましたが、ICLは一度入れればそのまま入れっぱなしで問題ありません。

③幅広い方に適応する治療

ICLは目の中に入れるレンズの種類が豊富。
角膜が薄い方や強い近視の方などレーシックが適応外の方にはおすすめ。

④両目同時に短時間で手術が可能

目薬の麻酔を行い、両眼同時でも15分で治療が完了します。

レーシックとの違い

ICL(アイシーエル)

レーシック

手術方法 眼内レンズを移植し視力矯正 角膜をレーザーで削り視力矯正
近視の戻り 近視の戻りが少ない 近視の戻りの可能性あり
見え方の質 クリアで色鮮やかな見え方 角膜を削るために収差が増える
矯正可能視力 強度近視や乱視・遠視も対応可 矯正できる近視の強度に上限あり
術後のリスク 元に戻せる 元に戻せない

角膜を削らない

ICL手術はレーシック手術と異なり、眼内レンズを移植するので角膜をほぼ削りません。
レーシックであれば度数が強い人ほど、角膜を多く削らなければならないので見え方の質が悪くなる可能性があります。

強度近視や乱視でも矯正可能

レーシックの場合、矯正できる視力に制限があります。
一方のICLでは様々なレンズが用意されているので、レーシックが対応できない強度の近視や角膜が薄い方でも対応できます。

近視の戻り

レーシックでは、近視・乱視が強いと角膜を削る量が多くなり、術後に近視戻りのリスクが発生します。
ICLは角膜を削らないので近視が強い方でも近視戻りが少ないです。

元に戻せる

ICLの場合、レンズを抜去して元の状態に戻すことが可能です。
レーシックは削った角膜を元通りにはできないので、これはICLとレーシックの大きく異なる点です。

鮮やかな見え方を実現

ICLはレンズの精度が高いので、コンタクトレンズと比較しても謙遜ない鮮やかな見え方を実現しています。

視力矯正後の見え方 左はICL、右はレーシック。いずれもシミュレーション画像。

手術の流れ

目薬タイプの麻酔を点眼して、レンズ挿入のために角膜を3㎜ほど切開をします。
※切開創は3㎜と小さいため、縫合の必要はありません。術後はしばらく抗菌点眼をする必要がありますが、創口はすぐに塞がり自然治癒します。

インジェクターという挿入器を使って、切開した部分から細長く筒状に折りたたんだレンズを挿入します。折りたたまれたレンズは、眼内でゆっくりと自然に広がります。広がったレンズの両端の部分を毛様溝へ入れてレンズを固定します。

同じ手順でもう片方の目にもレンズを挿入します。手術は両眼行う場合でも30~40分程度で完了します。
※術後は、麻酔が切れるまで30分~1時間ほどお休み頂き、術後2時間後検診で経過を確認後、ご帰宅となります。

手術費用

アイケアクリニックの

ICL手術プラン
ICL
片眼 400,000
両眼 700,000
ICLトーリック(乱視用)
片眼 450,000
両眼 800,000

ICL眼内コンタクトレンズとコンタクトレンズのコスト比較

コンタクトレンズとICLを費用面から比較してみましょう。1dayタイプのコンタクトレンズが1か月5,000円と仮定した場合、1年間で60,000円。12年経った時点で、コンタクトレンズにかけた費用がICLの手術費用と同等に並びます。
ICL(眼内コンタクトレンズ)は、治療は1回のみで、入れ替えることが無く永久的に視力を回復することから、コンタクトレンズを長期的に使用する場合に比べると、コストを抑えることができます。

ICL眼内コンタクトレンズとコンタクトレンズのコスト比較 ICL眼内コンタクトレンズとコンタクトレンズのコスト比較
  • コンタクトレンズを1年間使用した場合にかかるコスト60,000円程度=( 1DAYコンタクトレンズ代 2,590円×両目分で5,180円/ 眼科への受診料は含まず)と想定。

よくある質問

Q.手術に痛みはありますか?

麻酔をするので、痛みはありません。麻酔は点眼麻酔だけなので、麻酔をする時の痛みもありません。
手術は麻酔が効いていることを確認しながら進めます。また手術中でも医師とのコミュニケーションが取れますので、ご安心ください。

入院は必要ですか?

手術は全て日帰りとなります。入院せずにその日のうちにご帰宅いただけます。

術後どれくらいで視力が安定しますか?

手術の翌日から1週間くらいで、視力の回復を実感できます。
傷口が塞がって治癒する1~3か月間で視力はほぼ安定します。

手術時間はどのくらいですか?

両眼合わせて30~40分程度です。

異物感を感じることはありますか?

ハードコンタクトレンズの場合はレンズを角膜の上にのせるので異物感がありますが、ICLの場合はレンズを眼内に挿入するので異物感はありません。
ごろごろした感じや目の乾きを感じないので、手術後は快適に過ごせます。